夜岡

いわゆるリケジョ。社会人2年生

#4 『さよならドビュッシー』

きっかけ 

GYAOの無料コーナーにて。題名が印象的で気になっていた作品でした(原作は未読)。「神様はバリにいる」と迷ってこちらを選択。

ストーリー

ピアニストになることを目標にしている16歳の遥(橋本愛)は両親や祖父、いとこらに囲まれ幸せに暮らしていたが、ある日火事に巻き込まれ一人だけ生き残る。全身に大やけどを負い心にも大きな傷を抱えた遥だったが、ピアニストになることを諦めず、コンクール優勝を目指して猛練習を再開。しかし、彼女の周囲で不可解な現象が続発し……。(シネマトゥデイ

スタッフ・キャスト

感想

ミステリーとしては不完全燃焼ですが、面白かったです。なんとなく選んだ映画でしたが、少し驚いたことが。なんと最近読んだ小説が「ほっこりミステリー」の2部、中山七里さんの作品だったのです。知らずに手にとっていたので少し感動。

そして岬洋介に惚れました。東野圭吾のガリレオもそうだけど、警察とは別のプロフェッショナルが中心になるミステリーがすき。原作が読みたくなりました。
そしてそして、岬洋介役の清塚信也さん。なんと本物のピアニストの方で、のだめの千秋の演奏吹き替えもやってらっしゃったとか。雰囲気がすごく素敵で惚れました。特に、遥の最後の望みに対する反応が最高でした。
 
気になったのは、遥や岬洋介の自然な演技と、脇役さんの芝居くさい演技が混じっていたため違和感があったこと。ミュージカルのように完全なフィクションとして楽しむべきか、リアリティを感じていいのかどっち付かずで観ている間ずっとふわふわしてました。あと、コンクールの舞台袖で岬洋介のおでこに絆創膏が貼ってあったこと。すごい細かいけど。
 
最後の演奏シーンは感動しました。映画ならではの画って感じ。最後まで観て良かったなと思いました。良かったと切なさの波が一気に押し寄せます。
 

お気に入りシーン

岬洋介「アラベスク模様ー!」
かわいい。絵画の上下が分からなくてくるくるしてるのもツボ。
 
岬洋介「冒涜だ」
それまで穏やかだった岬洋介が声を荒げるシーン。すごく説得力があった。
 
「ピアニストは手首で呼吸をする」
ショパンが教え子に言った言葉だそうです。
 
おわり